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ソニー製品に使われているフォント「SST JP」、タイププロジェクトが発売

 タイププロジェクト株式会社は、ソニー株式会社のコーポレートフォントとして2013年に開発された「SST JP」フォントを14日に発売する。価格(税込)は1ウエイトのダウンロード版が2万5000円、ベーシックUL/L/R/B、コンデンスR/Bの6ウエイトセットのダウンロード版が8万円、6ウエイトセットのCD-ROM版が8万1000円。

 SST JPは、ソニーと米Monotypeが共同開発したコーポレートフォント「SST」の和文書体。Monotypeから委託を受けたタイププロジェクトが、漢字部分には同社の「AXIS Font」を採用し、仮名部分を新たに制作した。また、Monotype制作の欧文書体を和文書体へ組み替えるエンジニアリングを担当している。

 SST JPの文字セットは、Adobe-Japan1-4準拠の1万5444字。日本語や英語をはじめ、78言語に対応する。フォントフォーマットはOpenTypeで、Mac OS X以降、Windows 7以降で利用できる。

 タイププロジェクトの鈴木功氏は「SST JPの仮名は、ソニーに提示された『プロダクト感』というコンセプトを元に制作しました。SST JPがソニーの製品や広告、ウェブサイトで使われ始めて5年が経ち、このたび多くの皆様にSST JPを使っていただけることを、とてもうれしく思っています」と述べている。