ニュース

「札幌地下街透過マップ」公開、“2.5D地図”で地上施設との位置関係を俯瞰的に把握可能

「札幌地下街透過マップ」

 NTTレゾナント株式会社は22日、同社が運営するウェブサイト「gooラボ」において、「札幌地下街透過マップ」を公開した。地下街と地上施設の位置関係を、平易な立体地図(2.5D地図)として表現する。

 例えば、地下街にいるユーザーが地上3階の目的地まで行く場合、平面的な地図では各階の地図を複数参照する必要があるのに対し、札幌地下街透過マップでは、地下から地上3階までの経路を1つの地図で表すことが可能。土地勘のない初めての場所でも、直感的に目的地を把握できるとしている。

大通り駅付近を地下から見た場合
大通り駅付近を地上から見た場合
大通り駅周辺からさっぽろテレビ塔に行くときの最短出口の位置関係

 NTTレゾナントが6月1日より公開している「gooラボ地図API」を活用したもの。同APIでは、目印となる建物を色付けしたり立体化することでハイライト表示し、目的地まで分かりやすくナビゲートする地図を作成できる。札幌地下街透過マップは、屋内地図データを組み合わせることで実現したという。

 NTTレゾナントでは、「昨今、複数の路線が乗り入れるターミナル駅やマンションなど他施設が連結する商業施設が増加していることから、地下と地上にまたがったシームレスな地図活用の需要が今後見込まれる」としている。

モバイル端末での表示例