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Google、個人向け「Gmail」でメール内容のスキャンを停止へ

広告のパーソナライズはアカウント設定で変更が可能に

 Googleは23日、個人向けの「Gmail」において、メッセージ内容のスキャンを2017年後半より無効にすることを公式ブログで明らかにした。

 現在Googleでは、個人向けGmailにおいてメールの内容をスキャンし、これに基づいたパーソナライズ広告を表示している。一方、企業向け有料サービス「G Suite」のGmailには広告が表示されないため、メールのスキャンも行われていない。

 2017年後半には、個人向けGmailでのメールのスキャンを取り止め、パーソナライズ広告を表示する方法を、検索やYouTubeなど、ほかのGoogleサービスと同様のものに変更する。

 これにより、好みに合わせてトピックを追加・削除し、よりユーザーの利用状況との関連性の高い広告が表示されるようにできる。なお、Googleの「マイアカウント」ページの「個人情報とプライバシー」にある「広告設定」では、各種のGoogleサービスで「表示される広告のカスタマイズ」をオプトアウト(無効)するようにも設定できる。