ニュース

小学生向けのクリエイター育成プログラム、CA Tech Kidsとアドビが開講

 株式会社CA Tech Kidsは1日、小学生向けのクリエイター育成プログラム「Kids Creator's Studio」をアドビシステムズ株式会社と共同で開講すると発表した。

 小学3~5年生を対象に第1期受講生徒を8月1~21日18時に募集する。1次審査(書類選考・デザイン選考)、2次審査で適正診断を行い、9月中旬に結果を発表。3人程度を採用する予定。

 プログラミング言語「C#」を用いたプログラミング学習のほか、アドビシステムズがカリキュラムアドバイザーとして、デザイン講義やIllustratorやPhotoshopなど各種クリエイティブツールを活用した講習を実施する。プログラム後半では、受講者がオリジナル作品を制作し、2018年3月に開催予定の最終成果発表会でプレゼンテーションを行う予定。なお、受講費はアドビシステムズが負担することで全額免除される。

 CA Tech Kidsによると、従来、エンジニアとデザイナーは職種が分かれており、それぞれの専門性が重視されていたが、近年はエンジニアリングとデザインの中間を担う人材のニーズが急速に高まっているという。また、人間の仕事がAIによって代替されると言われる時代においては、人間がコンピューターよりも強みを発揮できる分野であるクリエイティビティ(創造性)を育むことが重要になってくるという。そこで、Kids Creator's Studioにおいて「自らのアイデアを自らの力で実現できる人材、使い手の立場に立って社会に必要とされるモノづくりができる人材を育成する」としている。

 なお、CA Tech Kidsが運営する小学生向けのプログラミングスクール「Tech Kids School」では2018年以降、Kids Creator’s Studioのプログラムをベースとした新しいカリキュラムを順次導入し、“ハイレベル”なクリエイター教育の促進を図るとしている。