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米Googleが経路情報の誤設定を認め、謝罪コメント~25日のネット障害の原因に

 日本時間の25日正午ごろから発生したインターネット接続回線での大規模障害について、米Googleは、同社によりネットワークの誤設定が原因となったことを認め、26日に謝罪コメントを出した。

 Earlier today, some users were unable to access internet services as a result of a network configuration error. The configuration was fixed within eight minutes and service started returning to normal. Sorry for the inconvenience this caused.”

(昨日、ネットワークの誤設定により、インターネットサービスにアクセスしづらくなる障害が発生しました。Googleでは、この誤設定を8分以内に正しい情報に修正しました。ご不便、ご心配をお掛けしたことをお詫び致します。)

-- A Google Spokesperson

 経路制御(BGP:Border Gateway Protocol)の情報の設定を誤ったことによるものだが、この誤設定を8分以内に正しい情報に修正したとしている。

 経路ハイジャックなどBGPの経路監視サービスを提供している米BGPmonは同社公式ブログにおいて、障害の原因について、Googleによる大量の経路情報の誤発信に加え、それを受け取ったVerizonが、経路情報をフィルタリングすることなく、さらに拡散してしまったことと結論付けている。