「RealPlayer SP」ベータ版公開、動画フォーマット変換機能搭載


「RealPlayer SP」ベータ版

 米RealNetworksは24日、「RealPlayer SP」ベータ版を公開した。同社サイトから無料でダウンロードできる。Windows Vista/XPに対応する。

 RealPlayerには従来より、「YouTube」で公開されているFlashビデオなど動画のダウンロード機能があり、主要なWebブラウザ上からワンクリックで動画をダウンロード可能だった。新たに公開した「RealPlayer SP」では、同時に複数の動画をダウンロードできるようになった。さらにダウンロードした動画ファイルを、TwitterやFacebookで簡単に共有できるようになっている。

 また、特に携帯電話や携帯メディアプレーヤーなどに対応した機能も充実している。動画をダウンロードし終えたら、動画を再生したいデバイスの名称をメニューで選択すると、適切なフォーマットに変換できる。対応しているデバイスは、iPhone、iPod、Blackberry、Nokia S60、Palm Pre、Xboxなど。対応フォーマットはMPEG4、Windows Media、Quick Time、RealVideoなど。

 デバイスごとに動画の品質やフォーマットをユーザーが指定して、カスタムプロファイルを設定しておくことも可能。さらに、音声しか再生できない端末に合わせて、動画から音声のみを抜き出し、音声ファイルを作成することも可能だ。

 このほか、Internet Explorer、Firefox、Google Chromeの最新バージョンにも対応した。

 RealNetworksでは、より高機能な有料版の「RealPlayer Plus SP」も提供する。通常単体価格は3600円。動画ファイルのH.264への変換や、DVD制作などの追加機能を利用できる。


変換フォーマットの選択画面カスタムプロファイルの設定画面フォーマット変換機能は「RealPlayer SP Converter」という単体アプリケーションとしても起動可能

関連情報


(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/6/25 13:55