クラウド型ウイルス対策「Panda Cloud Antivirus」日本語サイト


「Panda Cloud Antivirus」日本語サイト

 Panda Securityは1日、同社独自のクラウドコンピューティング技術を活用した無料ウイルス対策サービス「Panda Cloud Antivirus」の日本語サイトを開設した。プログラムや資料をダウンロードできるほか、日本語によるFAQ、従来型とクラウド型のウイルス対策の違いを解説する日本語字幕付きの映像などを参照することが可能だ。

 このほかPanda Securityは6月30日、機能追加と修正を加えた「Panda Cloud Antivirus」Beta2(0.08.81)を公開した。Beta2では、自動削除されてRecycle Bin(ゴミ箱)に隔離されたファイルを復旧する“Undo”オプションなどを追加。これまでは、誤検出されたファイルを復旧できなかった。

 Panda Cloud Antivirusは、「Collective Intelligence」と呼ばれるクラウド技術とローカルの検知技術を組み合わせたウイルス対策サービス。クラウド側では、マルウェアのスキャンおよび判定を行う。PCへの負荷がかかる処理をクラウド側で実行することで、「業界平均と比較してPCパフォーマンスへの影響は50%に軽減される」(Panda Security)。

 同社によれば、Collective Intelligenceのサーバーでは、毎日5万件以上のサンプルを数百万人というユーザーから入手。新たに受け取ったサンプルは6分以内に判定されるという。この仕組みにより、1人のユーザーがマルウェアに感染しても、他のユーザーは6分以内にそのマルウェアを検知できるとしている。


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(増田 覚)

2009/7/2 13:48