Adobe、Flashプレーヤーのフレームワークなどオープンソース提供


 米Adobe Systemsは21日、「Flash Platform」に関して、「Open Source Media Framework(OSMF)」と「Text Layout Framework(TLF)」という2つの取り組みを発表した。

 OSMFは、旧コードネーム「Strobe」として知られるプロジェクトの一部で、広告やコンテンツ配信のためのプラグイン、再生コントロールや動画操作、バッファリング、動的ストリーミングなどの標準的な動画再生機能が提供される。Flash Platformに最適化されたプレーヤーを従来より容易に開発できるという。

 TLFは、Flash Player 10とAdobe AIR 1.5のテキストエンジン上に開発された拡張可能なActionScriptライブラリだという。複合言語や双方向テキスト、段組などの高度なタイポグラフィ機能や制御機能に対応しているとしており、HTMLやCSSによるレイアウトを超えた機能を提供するとしている。使用事例として、New York Timesの「TimesReader 2.0」やBoston Globeの「Globereader」、Adobeのプレゼンテーション作成オンラインアプリケーション「Acrobat.com Presentations」を紹介している。

 OSMFおよびTLFのソースコードなどは、Mozilla Public Licenseで公開する。


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(永沢 茂)

2009/7/22 20:29