NTTグループ第1四半期決算、減収・減益だがデータ通信事業は好調


 NTT(持株会社)は5日、2009年度第1四半期(2009年4月~6月)の連結決算を発表した。売上高は2兆5029億円(前年同期比3.5%減)、営業利益は3258億円(同12.4%減)、当期純利益は1396億円(同20.5%減)となり、減収・減益となった。

 売上高の内訳は、地域通信事業が9607億円(前年同期比3.5%減)、長距離・国際通信事業が3081億円(同1.1%減)、移動通信事業が1兆848億円(同7.3%減)、データ通信事業が2701億円(同11.7%増)その他が2612億円(同2.4%減)だった。

 グループ主要各社の売上高は、NTT東日本が4675億円(前年同期比1.9%減)、NTT西日本が4357億円(同3.8%減)、NTTコミュニケーションズが2675億円(同2.3%減)、NTTデータが2693億円(同10.0%増)、NTTドコモが1兆848億円(同7.3%減)だった。

 ブロードバンドアクセス契約数は、フレッツ光が1179万3000件(前期比65万9000件増)、フレッツ・ADSLが383万4000件(同15万7000件減)。固定電話の契約数は、加入電話が3554万9000件(同81万2000件減)、INSネットが554万5000件(同17万9000件減)。携帯電話の契約数は5486万4000件(同26万3000件増)、うちFOMAが5024万6000件(同120万6000件増)となっている。


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(野津 誠)

2009/8/5 20:17