デジタル音楽配信シェアが着実に増加、米音楽市場調査結果

　米調査会社のNPD Groupは18日、音楽売り上げにおけるCDのシェアが減少し、デジタル音楽配信が増加しているとの調査結果を発表した。

　2009年上半期の米音楽市場において、CDが65％、デジタル音楽配信が35％を占めた。かつて2007年にデジタル音楽配信は全体の20％で、2008年には30％だったため、着実に増加している傾向が見てとれる。

　CDとデジタル音楽配信を含めた販売規模で見ると、AppleのiTunesが25％、Walmartが14％を占めた。特にiTunesのシェアは2007年に14％、2008年に21％だったことから、音楽市場で着実にシェアを伸ばしていることがわかる。

　デジタル音楽配信の中でのシェア内訳を見ると、iTunesが69％に上り、Amazon MP3は8％だった。一方、CD売り上げの内訳では、Walmartが20％、Bestbuyが16％、TargetとAmazonが10％で並んだ。