過去の偉人と現代人のメールの書き方は酷似、米大学が調査
歴史上の偉人と現代人のメールの書き方が、行動のパターンに限って言えば酷似しているとの研究結果が25日に発表された。
この論文は、米ノースウエスタン大学の生化学教授であるLuis Amaral氏が率いる研究グループがScience誌に発表した「On Universality in Human Correspondence Activity」というものだ。
調査はアインシュタインやダーウィン、フロイト、マルクス、ヘミングウェーら16人の書簡を対象に実施。調査結果は、研究グループが過去に用いた現代人のメールの書き方に関する数学的なモデルと比較された。
それによると、調査対象となった全ての著者は、生活サイクルに従い、一度座った時に複数の手紙を書くという傾向が強かった。また、重要な手紙を先に書くという合理的な方法を取らず、むしろその時の巡り合わせや状況に応じて書く手紙を決めていたという。
この研究を行った理由についてAmaral氏は、「我々は人間が行動するパターンを突き止め、理解し、人間が選択をどのように行うかを学ぶことに興味を持っている。人間には1日を過ごすパターンがあり、人々が特定のタスクを行うために、どのように時間を割り振るかという確率モデルは、さまざまな分野に適用可能だ。人々はそれほど合理的ではない」とコメントしている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/9/28 12:48
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