日本IBM、Webページ読み上げ順序を一筆書きで表現・修正する技術


「ビジュアル・エディター技術」のイメージ

 日本IBMは27日、音声ブラウザが読み上げるWebページの読み上げ順序を一筆書きのような滑らかな線で表示し、既存のコンテンツに変更を加えることなくWebページ内のコンテンツの読み上げ順序を理解しやすいように修正できる「ビジュアル・エディター技術」を開発したと発表した。提供方法および実用化の時期は未定。

 日本IBM東京基礎研究所が開発したビジュアル・エディター技術は、誰でも一目でWebページの読み上げ順序が理解できるよう、コンテンツの読み上げる流れを一筆書きのように連続した矢印で表示する。矢印と矢印の間を適切な場所にドラッグ&ドロップすることで、既存のコンテンツに変更を加えることなく読み上げ順序を修正することが可能だ。

 同技術について日本IBMは、「Webページの読み上げ順序の改善に加え、プレゼンテーションソフトで作成された資料、PDF形式で作成された文書、Flashコンテンツ、さらには携帯端末(PDA)や携帯電話などの小さな画面で既存のWebページを閲覧する際の操作性や一覧性の向上に応用することもできる」としている。


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(増田 覚)

2009/10/27 15:16