小笠原村でネット衛星「きずな」利用のブロードバンド実証実験
実験の概要図 |
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京都小笠原村は2日、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)を使用し、小笠原村民を対象としたブロードバンド通信実験を実施すると発表した。実施期間は11月15日~11月24日。
現在、小笠原村のインターネット回線は商用衛星を利用しており、通信速度は上り約2Mbps、下り約10Mbpsとなっている。これに対して、「きずな」の通信速度は上下回線とも約155Mbpsで、これを利用して小笠原村内の光ファイバー回線と本土のISPを接続し、長時間連続運用によるシステム安定性の評価を行う。
小笠原村では、2011年度に海底ケーブル敷設を予定しており、インターネット回線を含む通信回線がブロードバンド化する計画となっている。今回の実験では、小笠原村の既存の通信回線を「きずな」のブロードバンド通信回線に切り替え、小笠原村民が利用することで、将来のブロードバンド化に向けて事前の実証を行うとしている。
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(三柳 英樹)
2009/11/2 17:11
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