「Share」ノード数が13万台に減少、全国一斉取り締まりの影響?


 ネットエージェントは4日、ファイル共有ソフト「Share」のノード数の最新調査結果を発表した。11月30日、権利者に無断でゲームやアニメ、映画、音楽などを公開していたShareユーザーに対する一斉取り締まりが行われて以降、ノード数が減少し、昨年夏の時点の規模にまで縮小したという。


11月21日から12月2日までの「Share」ノード数の推移(ネットエージェントの発表資料より)

 ネットエージェントが公表したノード数の推移グラフでは、11月28日の土曜日が17万9321ノード、29日の日曜日が17万9499ノード、30日の月曜日が15万2421ノード。

 なお、ノード数は週末や休日に増える傾向にあるため、30日の時点でのノード数減少は週明けのパターンと思われ、とりたてて目立つわけではない。実際、前週も連休明けの24日火曜日が15万3130ノードで、25日、26日も15万台半ば。27日の金曜日になって16万半ばへと、週末に向けて増加した。

 しかし、一斉取り締まりがあった翌日の12月1日は13万8615ノード、2日には13万6716ノードへと大きく減少した。13万台となるのは、2008年8月以来だとしている。

 ネットエージェントでは、全国一斉取り締まりという報道のインパクトの大きさに加え、これまでのような一次配信者だけでなく、二次配信者からも逮捕者が出たと報道されていることが大きな要因と推測している。

 他のファイル共有ソフト「Winny」や「PerfectDark」には特に目立った推移はないという。


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(永沢 茂)

2009/12/4 20:29