数秒で起動のOS「Splashtop」、カスタマイズ可能な新バージョン


 米DeviceVMは7日、数秒で起動する同社OSの新バージョン「Splashtop 2.0」を発表した。

 新バージョンでは、アプリケーションドックにGmail、Twitter、YouTubeなどのWebアプリケーションだけでなく、Skypeやミュージックプレーヤー、フォトビューワーなどのネイティブアプリケーションも登録できるようになるなど、カスタマイズ機能が向上している。さらに壁紙も変更できるようになった。

 また、登録アプリケーションや壁紙をいくつかのパッケージにまとめておき、使用状況によりパッケージごと切り替えるといった利用方法も可能になっている。


Splashtop(DeviceVM公式ブログより)

 DeviceVMは、世界各国のサーチエンジン(例えば中国ではBaidu、ロシアではYandex)やYahoo!などと提携し、ブラウザーを通して検索機能を提供している。

 Splashtop 2.0は数秒で起動する上に、DSL、Wi-Fi、3Gによるインターネット接続に対応する。そのため、メインOSであるWindowsやLinuxが起動するのを待つことなく、即座にメールやWeb検索などを簡単に済ませられるメリットがある。DeviceVMはこのように、セカンドOSとしてネットブックメーカーに採用してもらうビジネスモデルを推進している。

 DeviceVMの発表によると、これまでにSplashtopは、ASUS、Acer、HP、Lenovo、LGなど、世界市場における主要ネットブックすべてに搭載されていると主張している。また、新バージョンのSplashtop 2.0は、新たに発表されたタッチパネル採用ネットブック「Lenovo Ideapad S10-3t」の「QuickStart」機能として搭載されたという。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/8 14:06