バッファロー、11n無線LANルーター上位モデルに節電対応の新製品
WZR-HP-G301NH |
バッファローは、IEEE 802.11n/b/gに対応した無線LANルーターの最上位モデル「WZR-HP-G301NH」を3月上旬に発売する。標準価格は1万4280円。
「WZR-HP-G301NH」は、バッファローが2009年3月に発表した「WZR-HP-G300NH」の後継機種。新たに曜日ごとに無線LANや有線LAN機能などのオン・オフ時間を設定できる「おまかせ節電」機能を搭載し、最大69%の節電が可能になったという。また、本製品や無線LANルーター「WHR-G301N」を2台用意して無線LANを中継するWDS機能もサポートした。
それ以外の仕様は、「WZR-HP-G300NH」とほぼ同等。無線LANのアンテナ構成は送信×3、受信×3で、理論値で最大300Mbpsの通信が可能。2本の外部アンテナは、水平方向に270度、垂直方向に90度の範囲で角度を調整できる。有線インターフェイスは、WAN/LANともにギガビットイーサネットに対応し、実効スループットはFTP値で約151Mbps、PPPoE値で約131Mbpsを公称する。
本体背面に備えるUSB 2.0ポートに、USB接続型のHDDやメモリーをつないでLAN内でファイル共有できる「簡易NAS」機能を用意。また、写真や動画、音楽ファイルを共有できるDLNA対応の「メディアサーバー」機能、外出先から自宅のネットワークにアクセスできる「リモートアクセス(VPN)」機能、外出先から本体に接続したUSBストレージにアクセスできる「Webアクセス」機能、PCレスで「BitTorrent」を利用できるダウンロード機能も備えた。
外部アンテナは角度調整が可能 | USBストレージを接続した簡易NAS機能を用意 |
セキュリティ面では、64/128bitのWEPやWPA/WPA2(TKIP/AES)、SPIなどをサポート。「AOSS」や「WPS」による無線LAN設定も可能だ。また、AES/TKIP/WEPを混在利用できる「マルチセキュリティー」機能、WEP接続機器からAES/TKIP接続機器へのアクセスを制限する機能も用意。加えて、デジタルアーツの「i-フィルター for BUFFALO」にも対応し、60日間の無料試用が可能。以降は1年3150円から利用できる。
このほか、VPNパススルー、無線LANの空きチャネルを自動で設定する「電波混雑防止機能」、利用するブロードバンド回線を自動判別してルーター/ブリッジモードを自動で切り替える機能なども備えた。
有線インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×4ポートを搭載。本体サイズは165×30×158mm(幅×奥行×高、アンテナ・スタンド含まず)で、重量は約338g(スタンド含まず)。なお、本体は縦置き横置き設置に加えて、壁掛け利用も可能。
合わせてバッファローでは、「WZR-HP-G301NH」に無線LAN子機をセットにしたモデルも3月上旬より順次発売する。標準価格は、無線LANカード「WLI-CB-G300HP」とのセットモデル「WZR-HP-G301NH/P」が1万8690円、USB 2.0接続型無線LANアダプター「WLI-UC-G300HP」とのセットモデル「WZR-HP-G301NH/U」が1万8690円、無線LANコンバーター「WLI-TX4-AG300N」とのセットモデル「WZR-HP-G301NH/E」が2万3205円。
横置き設置にも対応 | 本体背面 |
関連情報
(村松 健至)
2010/2/3 15:10
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