2月のMS月例パッチは“緊急”5件を含む計13件


 マイクロソフトは5日、2月10日に提供を予定している月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。今月は、Windows関連11件、Office関連2件の計13件の修正パッチの提供が予定されている。脆弱性の最大深刻度は4段階で最も高い“緊急”が5件、上から2番目の“重要”が7件、上から3番目の“警告”が1件。

 最大深刻度が“緊急”の5件は、いずれもWindowsに関する脆弱性を修正するもの。Windows 7/Vista/XP/2000およびWindows Server 2008 R2/2008/2003の各OSに影響がある。

 Office関連の脆弱性2件は、Office 2003/XPおよびOffice 2004 for Macに影響があるもので、脆弱性の最大深刻度はいずれも“重要”。

 現在、マイクロソフトがセキュリティアドバイザリを公開している未修正の脆弱性のうち、Windowsカーネルの特権昇格の脆弱性(979682)については今月の修正パッチで対応する予定。2009年11月14日に情報が公開されたSMBの脆弱性(977544)と、2月4日に公開されたIEの脆弱性(980088)については、引き続き調査・開発中としている。


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(三柳 英樹)

2010/2/5 12:04