「Opera 10.50」ベータ版公開、Webページ表示速度が8倍高速に
アドレスフィールドに文字を入力すると同時に、「ページ履歴」「ブックマーク」「訪問したページの本文」から該当するページを表示できるようにした |
Opera Softwareは11日、Webブラウザー「Opera 10.50」ベータ版を公開した。Windows版がOperaのサイトから無料でダウンロードできるほか、今後はMac版とLinux版も提供する予定。
JavaScriptエンジン「Carakan(チャラカン)」を搭載し、Webページの表示速度を従来比で8倍高速化したという。また、Webページの表示領域を最大にするために、シンプルなデザインを採用したほか、HTML5などWeb標準技術のサポートを強化したとしている。
Webページの表示速度に関しては、JavaScriptエンジン「Carakan」に加え、新しいグラフィックスライブラリー「Vega(ヴェガ)」を採用したことで、タブの移動やWebページ上のアニメーションなどの画像を高速でなめらかに表示できるようにした。
さらに、新しくなったレンダリングエンジン「Opera Presto 2.5」や、データをサーバー側で圧縮してページ表示を高速化する「Opera Turbo」により、「Webページの閲覧時に発生しがちなイライラと無駄な時間をなくすいくつもの工夫がされている」(Opera)。
検索機能に関しては、アドレスフィールド内からお気に入りの検索エンジンを使えるようにしたほか、文字を入力すると同時に、「ページ履歴」「ブックマーク」「訪問したページの本文」から該当するページを表示できるようにした。
Web標準技術ではHTML5に加え、CSS2.1や一部のCSS3などをサポートしており、正式版提供時には対応を拡大するとしている。
このほか、Webページの閲覧履歴を残さない「プライベートブラウジング」機能を追加した。また、ブラウザーを起動せずにウィジェット機能「Opera Widgets」が利用可能になるなどの機能強化を図っている。
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(増田 覚)
2010/2/12 14:59
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