消費者庁、音楽サイトの不当請求問題でカード会社側に実態を照会


 消費者庁は19日、日本クレジット協会に対して、音楽情報サイトの利用に関するトラブルの実態や対応策などを照会する文書を送付した。

 消費者庁では、「音楽情報サイト利用料金の請求を受けたが、心当たりがない」といった消費者からの相談が寄せられているとして、2月12日には消費者向けの注意喚起文を公表。2月17日には、「iTunes Store」の運営会社であるiTunes株式会社に対して、被害状況や今後の対応などを照会する文書を送付している。

 今回、消費者庁ではさらに詳細な情報を収集する目的で、日本クレジット協会に対してトラブルの実態などを照会。1)今回のような事態が発生していることを把握しているか、2)音楽情報サイト事業者に原因究明や対策を求めたことはあるか、3)請求金額など事例の詳細、4)事例の発生原因として考えられること、5)現在および今後の対応策、6)防止策としてどのような活動が有益と考えられるか――の6項目について、協会を通じてクレジットカード会社各社からの回答を求めている。


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(三柳 英樹)

2010/2/22 12:04