米Google、画像編集Webアプリサイト米Picnikを買収


Picnik

 米Googleは1日、画像編集Webアプリケーションサイトの米Picnikを買収したと発表した。買収金額などの詳細は明らかにされていない。なお、Picnikは今後も、従来通りの運営を続ける。

 一般的に画像を編集するためには、クライアントソフトをPCにインストール必要があった。しかしPicnikでは、Webブラウザーだけで、ユーザー登録不要で、画像編集を行うことができる。GoogleがPicnikを買収した理由には、このことも含まれているようだ。

 Picnikが提供する機能には、写真の自動修正、回転、トリミング、リサイズ、露出補正、色補正、シャープネス、赤目補正などの基本的な編集のほか、フォントや写真のコラージュなど多彩な効果により写真編集を行える。

 また、さまざまなソーシャルサービスとも連動しており、編集した写真をそのままアップロードできる。対応しているのはFlickr、Picasa Web Album、Facebook、Photobucket、Webshotsなどである。

 対応しているOSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X、Linuxで、ブラウザーはInternet Explorer 6.0以上、Firefox 2.0以上、Safari 2以上。Flash 9または10のインストールが必要となる。また、これ以外にもInternet Explorer、Firefox、Chrome向けの拡張機能も用意されている。

 Picnikは日本語、英語を含む15カ国語のユーザーインターフェイスを用意している。

 Googleでは、Picnikの運営に変更を加える予定は今のところないとしているが、Googleサービスとの統合や新機能発表のための準備を行っているという。Picnikでは、月額4.95ドルからの有料サービスも用意しているが、これらのサービスの今後については今のところ発表はない。

 Picnikの従業員は現在20名で、買収後はGoogleのシアトルオフィスに勤務することになる。


関連情報


(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/3/2 11:23