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10月11日実施の「ルートゾーンKSKロールオーバー」準備はOK? 改訂版ガイドをICANNが公開中
2026年8月17日 18:07
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は8月11日、「What to Expect During the Root KSK Rollover(ルートKSKロールオーバー時の想定される影響)」と題したガイドの改定版を公開したことを発表した。
10月11日に予定されている「ルートゾーンKSKロールオーバー」において、DNSセキュリティ拡張機能を検証するリゾルバーに及ぼす潜在的な影響や、影響を受けるユーザーが経験する可能性のある事象、リゾルバー運用者が障害を特定・対処する方法などについて解説しているとのこと。ICANNでは「DNSSEC検証が有効になっているフルリゾルバーを運用している組織は、このガイダンスを確認し、システム構成を検証した上で、10月11日までに必要なテストをすべて完了させる必要がある」と呼び掛けている。
ルートゾーンKSKロールオーバーとは、DNSSECの電子署名の正当性検証に使われる最上位の暗号鍵であるルートゾーンKSK(Key Signing Key:鍵署名鍵)を更新するプロセスのこと。セキュリティを維持するために定期的に実施することになっており、前回、2018年に初めて実施され、今回は2回目となる。10月11日、新しい鍵「KSK-2024」に切り替わる予定だ。
ルートゾーンKSKロールオーバーにあたっては、フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)側で新しい鍵に対応する「トラストアンカー」に更新する必要がある。KSK-2024はすでに2025年1月に先行公開されており、各リゾルバーが自動または手動でトラストアンカーを更新するのに十分な時間が設けられていたという。
同ガイドによれば、インターネットユーザーの大多数はロールオーバーの準備が整ったリゾルバーを使用しているものと見込まれるため、その場合はロールオーバー実施時に何らかの変化を感じることはないとしている。
一方、ロールオーバーに対応していないリゾルバー(従来の「KSK-2017」のみしかトラストアンカーとして設定していないリゾルバー)では、ロールオーバー後48時間以内に、DNSSECの検証に失敗するようになるとしている。
公開中のガイドは、前回2018年のロールオーバーに向けてDNS運用者・メディア関係者・研究者向けに用意されたもので、その時の経験を踏まえて、今年7月27日付で改定されていた。今回、ICANNが改めて改定版の公開をアナウンスしたかたちだ。

