PS3で時計機能のバグによる障害が発生。現在は復旧


2006年11月に発売された初代PS3

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、新型を除いた「プレイステーション 3(PS3)」を利用している一部の環境で、時計機能のバグに起因した障害が発生していると発表した。

 SCEによれば、PS3本体の日付が「2000/01/01」になってしまう点に加え、オンラインサービス「PlayStation Network」にサインインしようとすると「エラーが発生したため、“PlayStation Network”からサインアウトしました。(8001050F)」とのエラーが表示されるという。

 また、ゲームを起動しようとすると「トロフィー情報の登録に失敗しました。(8001050F)」と表示され、トロフィーデータが表示されなくなるほか、インターネット経由での日付と時刻の設定を行うと「時刻設定に失敗しました(8001050F)」とエラーが表示される。加えて、「PlayStation Store」で購入したレンタル方式のビデオが有効期限内であっても再生できない障害が発生しているとした。

 SCEでは、問題の修正が完了するまでの間、トロフィーなどの機能にエラーが生じて、一部データが回復できなくなる可能性もあるため、該当のPS3の使用を控えるよう呼びかけている。

 SCEでは2日午後、今回のバグについて、新型を除いたPS3で使用している時計機能が2010年をうるう年と認識していたことが原因だと発表した。障害は、PS3内部の日付が2月29日(GMT)から実際に存在する3月1日に変わったことで解消し、PS3の正常動作を確認したという。

 また、「XMB(クロスメディアバー)」上の時刻にずれが生じている場合、PS3の「日付と時刻」を手動またはインターネット経由で正しい時刻に設定するよう呼びかけている。なお、今回の件に関して新しい情報があった場合には速やかに告知するとしている。


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(村松 健至)

2010/3/2 12:06