「Google日本語入力」開発版アップデート、単漢字辞書拡充など


数字や旧字体の変換候補に注釈が付くようになった

 グーグルは16日、日本語入力ソフト「Google日本語入力」の開発版をアップデートした。バージョン番号は、Windows版が0.11.326.100、Mac版が0.11.326.101。既に開発版を使用している場合には、自動的に更新される。

 新バージョンでは、変換アルゴリズムの改良により変換精度を向上。単漢字辞書を拡充し、変換候補の一部の漢字に「旧字体」という注釈が付くようになった。また、数字に対する変換候補には、「漢数字」「ローマ数字」「丸数字」「大字(壱、弐、参など)」といった注釈が付くようになった。

 このほか、Windows環境ではキー入力レスポンスの改善や、無効なキーコードによって入力中のアプリケーションがクラッシュしていた問題を修正した。

 Google日本語入力の開発版は、一般向けに公開されているベータ版の機能に加えて、開発段階の機能などを盛り込んだバージョン。一部のテストが省略されており、ベータ版に比べて頻繁に更新されるが、安定性の面ではベータ版に劣るため、一般ユーザーに対してはベータ版の利用が推奨されている。


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(三柳 英樹)

2010/4/16 17:18