「Google日本語入力」開発版アップデート、IME ON/OFF設定に対応


「Google日本語入力」開発版の設定画面。IMEのON/OFF設定に対応した

 グーグルは5日、日本語入力ソフト「Google日本語入力」開発版の最新バージョンを公開した。既に開発版を使用している場合は、自動的に更新される。バージョン番号は、Windows版が「0.11.312.100」、Mac版が「0.11.312.101」。

 Google日本語入力の開発版は、一般に公開されているベータ版の機能に加えて、開発段階の新機能などを盛り込んだバージョン。一部のテストが省略されているほか、ベータ版に比べて頻繁に更新され、安定性の面ではベータ版に劣るため、一般ユーザーに対してはベータ版の利用が推奨されている。

 開発版の最新バージョンでは、ユーザー辞書に登録できる単語数が増加し、これまではユーザー辞書には1万語までしか登録できなかったが、リソースのある限り登録が可能となった。

 文字入力では、「ことえり」タイプのShiftキーによるカタカナ入力の設定に対応。ユーザーフォーラムのフィードバックにより、ローマ字ルールの評価変更の方法や、F9/F10キーでの不具合の修正、全角・半角スペースが入力できない問題の修正を行っている。

 Windows版では、IME ON/OFFキーのカスタマイズに対応。プロパティのキー設定から、IMEを有効化・無効化するショートカットキーをカスタマイズできるようになった。Mac版では、Snow Leopard(Mac OS X 10.6)でGoogle日本語入力を長時間使用していると、動作が重くなる不具合を修正した。


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(三柳 英樹)

2010/4/5 17:33