ソフトイーサ、VPNソフト「PacketiX 3.0」のSOHO/個人向け製品


 ソフトイーサ株式会社は5月20日、レイヤ2/3VPNソフトウェア「PacketiX VPN 3.0」のラインアップに、個人/SOHO向けの「Home Edition」「Small Business Edition」を追加すると発表した。販売は同日より開始しており、価格は1年間有効なライセンスの場合で2200円(税別)から。当初はソフトイーサのWebサイトでのみ販売される。

 PacketiX VPN 3.0は、インターネットなどのTCP/IPネットワーク上でVPN環境を構築するソフトウェアで、「Home Edition」は個人が家庭内で使うことを想定したエディション、「Small Business Edition」はSOHOや小規模企業での利用を想定したエディション。

 新版では、前バージョン「PacketiX VPN 2.0」の時と比べて、リモートアクセス時に同時接続可能なVPNセッション数が増加しており、「Home Edition」では2つ、「Small Business Edition」では5つまで対応する。さらに「Small Business Edition」では、新たに2拠点(1セッション)までの拠点間接続を行えるようになった。

 その他の機能面では、PacketiX VPN 3.0の新機能である、アクセスリストの強化、IPv6対応機能などを利用可能。プラットフォームは、Windowsのみならず、Linux、Mac OS X、Linux、Solaris、FreeBSDなどの環境に幅広く対応し、Windows 7/Server 2008 R2、Mac OS X 10.4/10.5/10.6に新たにサポートした。さらに、多くの64ビットOSでも利用可能となったため、対応する環境が大幅に増加している。

 ライセンスは、1年間の有効期限付きと無期限の2つを提供し、必要に応じて選択可能。価格は、「Home Edition」の1年間ライセンスが2200円(税別)、無期限ライセンスが6600円(同)。「Small Business Edition」は、1年間ライセンスが1万4970円(同)、無期限ライセンスが4万4910円(同)となっている。

 なおソフトイーサでは、「Home Edition」と「Small Business Edition」について、初年度に合計で約3000ライセンスの販売を見込んでいる。



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(石井 一志)

2010/5/21 16:51