NTT東日本と福島県、光ファイバー活用で住民の遠隔健康管理


実証実験のイメージ

 NTT東日本は10日、光ファイバー網を利用した遠隔健康管理に関する実証実験を実施すると発表した。福島県南会津町および福島県三春町が整備した光ファイバー網を活用し、テレビ電話を利用した遠隔健康管理・相談を実施する。

 実験に参加する住民には歩数計を配布し、集会所などに設置する体重計と血圧計から得られるデータを、健康管理システムのサーバーに登録。町の保健師は、住民の歩数や体重、血圧などのデータを確認しながら、テレビ電話で保健指導・健康相談を行う。

 実証実験は南会津町が2011年3月31日まで、三春町が10月31日までの予定。今後は実施地区の拡大、住宅民への健康機器設置を検討。また、地元の医療機関と連携し、今回実験したシステムを利用した遠隔診察の実施についても検討する。


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(増田 覚)

2010/8/10 18:45