海外ネット通販、1回あたりの購入金額は1万574円、楽天リサーチ調査


 楽天リサーチ株式会社は26日、海外のインターネット通販サイト利用に関する調査結果を発表した。

 調査は8月6日~7日に、楽天リサーチ登録モニターの中から、国内のインターネット通販サイト利用者1000人(20~69歳男女)を対象に実施。海外のインターネット通販利用経験者は14.2%にとどまり、「利用したことがないし、今後も利用したくない」という回答が61.6%に上った。海外通販サイトを今後利用したいという回答の割合は35.8%。

 海外通販サイトで購入したもののジャンルは「ファッション」が25.4%でトップ。1回あたりの購入金額は「5000円以上2万円未満」の合計が60.6%で、加重平均値は1万574円となった。一方、国内通販サイトに対する同様の質問では、ジャンルは「食品・飲料」が71.8%でトップ、購入金額の加重平均値は6433円となっており、ジャンルと購入金額に大きな違いが見られる。

 海外通販サイトを利用する理由は、「日本で入手できない商品が購入できる」が81.0%でトップ、続いて「価格が安い」が64.1%。海外通販サイトを利用する上での懸念点は、「送料」(69.7%)、「関税」(40.8%)、「到着までの時間」(35.2%)が上位を占めた。

 ここ2~3年の海外通販サイトの利用頻度については、「変わらない」が40.8%で多いが、「増えた」の24.6%を、「減った」の34.5%が上回った。利用頻度が減った理由については、「国内で手に入るようになったから」が63.3%でトップ。一方、利用頻度が増えた理由では、「円高だから」が68.6%で最も多かった。


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(三柳 英樹)

2010/8/26 17:00