Appleが「Safari 5.0.2」公開、互換性向上や脆弱性修正


 米Appleは7日、ウェブブラウザーの最新バージョン「Safari 5.0.2」をリリースした。互換性および安全性を向上したほか、脆弱性を修正している。対応OSはWindows 7/Vista/XP、およびMac OS X 10.6.2以降/10.5.8以降。

 互換性の問題では、ユーザーがウェブフォームを送信できなかった問題や、Adobe Flash Player 10.1がインストールされた状態でGoogle画像検索の結果を表示する時にウェブコンテンツが正しく表示されなかった問題を解決した。また、安全性の問題では、Safari機能拡張ギャラリーへの暗号化された認証接続を確立した。

 このほか、細工を施されたウェブサイトを訪問した際、アプリケーションが意図せずに終了したり、任意のコードが実行される恐れがあるWebKitの脆弱性2件、Windows 7/Vista/XPのみが影響を受けるSafariの脆弱性1件を修正した。

 なお、Mac OS X 10.4.11(Tiger)向けにも、同様の脆弱性を修正した「Safari 4.1.1」がリリースされている。


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(増田 覚)

2010/9/9 14:00