フリービット、中国の個人向けクラウド環境「筋斗雲」を発表


 フリービット株式会社と中国の愛国者(aigo)の合弁会社である筋斗雲(Smart Cloud)は13日、中国を対象とした個人向けクラウド環境「筋斗雲」を発表した。

 「筋斗雲」は、Windows/Android/Linuxなどをサポートし、IPv4環境において仮想IPv6環境を構築する。アプリケーション自体がIPv6アドレスを保有し、筋斗雲のソフトウェアをインストールするだけで、各機器がクラウドサーバーとして動作する。

 10月15日には、最初のプロダクトとしてWindows用無料アプリケーション「筋斗雲 for windows」の配布を開始する。「筋斗雲 for windows」をPCにインストールすることで、PCがクラウドサーバーとなり、自分のデータにどこからでもアクセスできるようになるほか、PCの公開データに対する検索が可能となる。

 また、「筋斗雲 for windows」は、中国最大のSNSである「人人網」のソーシャルグラフとも接続。「友達が持っている音楽ライブラリーのシャッフル再生」といった操作にも対応する。PCにインストールするネイティブアプリケーションとして、人人網の審査を初めて通過したアプリケーションとなった。

 各種APIを公開し、サードパーティーによるアプリケーション開発も行える。最初のサードパーティーとしては、フリービットの子会社である無錫自由位科技有限公司が、人人網向けに友達の音楽をブラウザー上で楽しめるソーシャルアプリを開発し、15日に公開する。


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(三柳 英樹)

2010/10/13 14:24