インドネシアのFacebook人気に便乗したアダルト詐欺、Symantecが警告
米Symantecは3日、インドネシアでのFacebook人気に便乗したアダルト詐欺を確認したとして、注意を呼びかけた。
SymantecのSecurity Responseブログでは、インドネシアのFacebookユーザー数は世界で3番目に多く、ユーザー数の増加に伴ってフィッシング詐欺の攻撃者がインドネシアのFacebookユーザーに興味を持ってきていると指摘。最近では、インドネシアのユーザーを標的とした、Facebookを騙るアダルト詐欺を確認したという。
この詐欺に用いられたフィッシングサイトでは、インドネシアの有名セレブのアダルトビデオが見られるアプリケーションが利用できると書かれており、Facebookのアカウントとパスワード入力欄が設けられている。ページにはインドネシアのポルノ画像がスライドショーで表示され、アプリケーションはFacebookのサービスチームが作成したという触れ込みとなっていたという。
Symantecでは、こうしたアダルトアプリケーションはFacebookの正規サイトには存在せず、このようなサイトはユーザーを騙して情報を引き出そうとする仕掛けだと警告。Symantecではこの問題をFacebookに通知しており、Facebookではサードパーティとの協力により悪質なサイトへのリンクを遮断するなどの措置をとっているが、ユーザー側でもメール中の疑わしいリンクをクリックしないなど、できる限りの対策を講じることを推奨している。
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(三柳 英樹)
2011/1/5 17:47
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