Google、低品質なサイトが検索結果に与える影響への対策を強化
米Googleは21日、「コンテンツファーム」と呼ばれるスパムサイトなどへの対策を強化していることを、公式ブログで明らかにした。
Googleでは、「純粋なスパムサイト」は減少する一方で、低品質なコンテンツを大量に用意する「コンテンツファーム」と呼ばれる手法が増加してきたと説明。こうしたサイトへの対策としては、文書レベルの分類法をデザインしなおすことで、文章を自動生成するサイトやコメントを自作するブログなど、スパムサイトを効率的に検出できるようになり、低品質なコンテンツで高いページランクを得ることは難しくなったという。
また、2010年にスパムサイトの主要な手法となったサイトの乗っ取りを検出する技術も向上したほか、他サイトのコンテンツをコピーしているサイトなどの検出に効果的な変更も行なってきたと説明。こうしたスパムサイトや低品質なサイトの影響を減らすため、引き続き対策を進めていくとしている。
一方で、Googleが広告を提供しているサイトに対しては、スパムコンテンツに対して強いアクションを行わないといった話があるが、こうした話は誤解だと説明。Googleの品質ガイドラインに違反するサイトには、広告提供の有無に関わらず対処しており、Googleの広告を表示してもそのサイトのランクに影響は無く、検索順位も上がることは無いとしている。
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(三柳 英樹)
2011/1/24 20:34
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