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著作権法改正で「マジコン」「リッピング」規制へ、文化庁が方針


 ニンテンドーDSで海賊版ソフトを動作させることができる「マジコン」やDVDなどの暗号化技術を解除する「リッピングソフト」の規制を盛り込んだ報告書が25日、文化庁の著作権分科会で承諾された。文化庁は、報告書の内容を踏まえた著作権法改正案を早ければ2011年の通常国会に提出する方針。

 現行の著作権法では、DVDに採用されている暗号化技術「CSS」や、ニンテンドーDSの海賊版ソフトを起動できなくする技術は、著作権法上の対象となる保護技術には含まれていない。このため、CSSを回避するリッピングソフトやマジコンの製造・販売・輸入は著作権法で規制されていなかった。今回承諾された報告書では、これらの内容の見直しが必要だとした。

 具体的には、マジコンをはじめとした技術的保護手段の回避を目的とした装置・プログラムについても、1)公衆への譲渡・貸与、2)公衆譲渡等目的の製造・輸入・所持、3)公衆供与、公衆送信、送信可能化――を規制し、違反者に対しては、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、もしくはその両方を課す。

 なお、個人がマジコンを利用する行為については、ゲームソフトの複製物を使用できるようにする行為であり著作権侵害に当たらないとし、規制対象外とすることが適当だとしている。一方、映画やドラマなどを収録した市販のDVDをリッピングソフトで複製する行為は、刑事罰の対象外ではあるものの違法となる見込みだ。


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(増田 覚)

2011/1/26 13:51