リクルートがソーシャル位置情報サービス参入、iPhoneアプリ「RecoCheck」
RecoCheck(レコチェック)の概要(全体像) |
RecoCheckの強み |
株式会社リクルートは1日、位置情報を友人同士で共有できるサービス「RecoCheck(レコチェック)」を開始した。同日、iPhone用アプリを公開した。利用は無料で、Twitterアカウントが必要。Android用アプリは4月に公開する予定。
ユーザーが訪問したスポット(場所や店舗など)にチェックイン(記録)したり、気に入ったスポットを「オススメ投稿」として登録できる。チェックインやオススメ投稿はTwitterやFacebook、mixiへの投稿が可能だ。
また、Twitterでフォローしているユーザーが「友達」として認識され、友人同士でスポット情報を共有できる。具体的には「友達情報」ボタンをクリックすると、Twitterでフォローしているユーザーのチェックインやオススメ投稿を確認することが可能だ。
なお、位置情報は、同社の地域情報検索サービス「ドコイク?」のデータベースに登録された400万件以上のスポット情報を活用する。スポット情報がない場合は、自ら新しいスポットを登録できる。
RecoCheckの特徴 |
リクルートの菊池保人氏(MIT Unitedインターネットマーケティング室エグゼクティブマネージャー) |
レコチェックの特徴についてリクルートの菊池保人氏(MIT Unitedインターネットマーケティング室エグゼクティブマネージャー)は、「つながりがある人の情報を提供できること」と説明する。
「食べログのようなランキング形式のレコメンド、Amazon.co.jpのようなパーソナライズレコメンドがあるが、レコチェックはソーシャルレコメンド。友達のオススメ情報が簡単にわかることで、今までよりもアクションを起こす際の壁が低くなる。」
競合に対する優位点としては、「利用開始時点でTwitterのソーシャルグラフを活用できるのが大きい。友だちのオススメ情報が見られるという部分に焦点を当て、差別化を図っていきたい」と語る。
収益化はサービスを実施しながら検討する。ビジネスモデルとしては、店舗側から広告費を徴収した上で、周辺のユーザーに店舗のタイムセール情報を配信する方法などが考えられるという。目標ユーザー数は非公表だが、2011年3月末までに国内最大規模を目指す。
リクルートでは、Twitterの公式アカウント(@RecoCheck)をフォローした上で、レコチェックでスポットにチェックインしたユーザーの中から、抽選で225人に総額300万円相当の商品をプレゼントするキャンペーンを実施する。期間は2月14日12時まで。
関連情報
(増田 覚)
2011/2/1 16:28
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