作家みずから制作した電子書籍の第2弾「AiRtwo」、吉田戦車も執筆


「AiRtwo(エアツー)」

 出版社に頼らず、作家陣がみずから制作する電子書籍「AiRtwo(エアツー)」の配信が2月4日、アップルのApp Storeでスタートした。先行キャンペーン版の価格は350円。後日、コンテンツを追加した正式版に追加負担なしでアップデートできる。正式版の予価は600円。

 「AiRtwo」は、2010年6月に同じくApp Store向けに配信された電子書籍「AiR」の第2作。電子書籍時代を想定し、出版社に依存しない、作家自身による出版活動を標榜して制作された。発行会社は合同会社電気本、編集人を堀田純司氏が務めている。

 「AiRtwo」は、39字×16行換算で300ページ以上のボリューム。脚本家の北川悦吏子氏による「空から降るツイート」、ギャグ漫画家である吉田戦車氏のイラストコラム、東京大学史料編纂所の本郷和人氏による“AKB48新撰組論”など、複数の作家による記事が掲載されている。

 2月6日19時からは、東京・銀座のアップルストア銀座で出版記念イベントを開催する。北川悦吏子氏、本郷和人氏、桜坂洋氏、岡田有花氏、堀田純司氏の5名が登壇し、電子書籍の今後について語るという。入場無料で、座席は先着順。


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(森田 秀一)

2011/2/4 18:55