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NTT東日本、月額2940円からの二段階定額FTTH「フレッツ 光ライト」を6月開始


二段階定額制のFTTHサービス「フレッツ 光ライト」

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は1日、基本料金が月額2940円、上限料金が月額6090円の二段階定額料金となるFTTHサービス「フレッツ 光ライト」を6月1日に開始すると発表した。3月下旬より申し込みを受け付ける。

 「フレッツ 光ライト」は、基本料金を低価格に抑えたエントリーユーザー向けの新たなFTTHサービスプラン。基本料金は月額2940円で、月間通信量200MBまで利用が可能。以降は10MBあたり31.5円の従量課金となり、月額6090円(月間通信量1200MB)を上限として以降は固定料金となる二段階料金制を採用している。

 「フレッツ 光ライト」の最大通信速度は100Mbpsで、提供エリアは既存サービスの「フレッツ 光ネクスト」と同様。初期費用は契約料が840円、工事費が2100円(初期工事費割引適用時)。既存のフレッツサービスと同様に、インターネット接続には別途プロバイダーとの契約や月額料金が必要となる。

 既存サービスの「フレッツ 光ネクスト」は、戸建て住宅向けの「ファミリータイプ」が月額5460円、集合住宅向けの「マンションタイプ」が月額2625円〜4620円(規模や配線方式により異なる)。月額5460円の「ファミリータイプ」と比較すると、月間通信量が1GB(1000MB)を超えた場合には「フレッツ 光ライト」の方が高くなる。NTT東日本の調査では、既存のフレッツ光ユーザーの約30%が月間通信量1GB以下に相当するとしている。

 NTT東日本では、マンションタイプは既に月額料金を安く設定しているため、「フレッツ 光ライト」は主に戸建て住宅向けのエントリープランとして、「フレッツ・テレビ」や「ひかり電話」は導入したいがインターネットはそれほど利用しないといった家庭を主な対象として想定。また、帯域確保型データ通信が可能な「データコネクト」と組み合わせたデータ通信業務での利用も可能としている。なお、「ひかりTV」など一部のオプションサービスについては、「フレッツ 光ライト」での利用はできない。

サービス概要 利用可能なオプションサービス
家庭のライトユーザー層を想定 想定利用イメージ
NTT東日本 取締役コンシューマ事業推進本部の井上福造氏

 NTT東日本では、3月下旬から「フレッツ 光ライト」の受け付けを開始。フレッツサービスの入会時に月額料金を無料とするキャンペーンと併せて、利用開始時には既存の「フレッツ 光ネクスト」が無料で利用でき、6月から「フレッツ 光ライト」のプランで利用できるキャンペーンなどを実施する予定。

 FTTHの料金を巡っては、総務省の「光の道構想」でADSL並みの料金への値下げに向けた議論が行われ、NTT東西では他社に光回線を貸し出す際の接続料を今後3年間で段階的に約30%値下げする認可申請を総務省に提出している。

 NTT東日本では、今回の「フレッツ 光ネクスト」は「光の道」議論とは別に、エントリープランが必要だという観点で以前から検討を進めてきた料金プランだと説明。プランの開始にあたっては、従量課金メニューのあり方について検討してきたほか、通信量の計測方法の開発、市場調査などに時間がかかったため、「たまたまこのタイミングで発表することになった」(取締役コンシューマ事業推進本部の井上福造氏)としている。

 また、同日行われたNTT西日本の事業計画に関する説明会では、NTT西日本も「フレッツ 光ライト」と同様のサービスを2011年度内には提供していきたいと説明した。


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(三柳 英樹)

2011/3/1 19:43