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Googleが「+1」ボタン発表、Facebookの「いいね!」に似たソーシャル検索


 米Googleは30日、Googleの検索結果において「+1」(プラスワンと読む)ボタンの表示を開始したと発表した。ユーザーが良いと思ったページや広告を「+1」ボタンで推薦することにより、Googleの検索結果を改良し、結果的にそのユーザーの友人に対して最良の検索結果を表示できるようにすることを目指している。

 ある意味で、これはFacebookの「いいね!」ボタンへのGoogleの答ということができるかもしれない。

「+1」ボタンの表示例

 現時点で「+1」ボタンは英語版のGoogle.comのごくわずかなユーザーにしか表示されておらず、徐々に表示範囲を拡大していく。ただし、Google Labsの「Experimental Search」からオプトインすることで参加することも可能だ。「+1」ボタンはすべての検索結果とAdWords広告、また将来的には一般のウェブページにも表示できるようにする計画だ。

 使用方法としては、Googleアカウントにログインした状態で検索を行うと、検査結果の右側に「+1」ボタンが表示される。ある検索結果のリンクが気に入った場合、その「+1」ボタンをクリックすると、Googleはそのページが気に入られたことを認識する。

 この情報は、GoogleアカウントのGoogleプロフィールに登録されているユーザーのソーシャルネットワークにも通知される。つまり、今後そのネットワークに含まれる友人が検索した場合、あなたが「+1」を押したということが検索結果の下に表示されることになる。自分の友人が推薦するページは、自分にとっても役に立つだろうという意味において、この「+1」ボタンはソーシャル検索を一歩進めたものと考えることができる。

 現時点でGoogleが認識するユーザーの友人とは、Googleアカウントに関連付けられているGmailあるいはGoogle Talkのチャットリストに登録されている人々、Googleコンタクトに登録されている人々、Google ReaderとGoogle Buzzでフォローしている人々に限定されている。将来的には、Googleアカウントと関連付けられたTwitterなどサードパーティのサービスも含める予定だ。

 現在自分がソーシャル関係にある人々は、Googleダッシュボードで確認できる。また、「+1」ボタンをクリックした直後にアンドゥできるが、自分が「+1」したページをGoogleプロフィールの中からまとめて見ることもでき、そこで必要なくなったページの「+1」を削除することも可能だ。

 「+1」ボタンは、AdWords広告にも表示される。Googleでは、友人が気に入った広告を推薦できるようになり、また、友人が気に入った広告を容易に見つけられるようにもなるため、広告の価値を向上させられると主張している。なお、広告戦略を変更する必要はないと説明しているが、「+1」はGoogleのオーガニック検索ランキングに影響を与えるため、将来的に「+1」ボタンの利用の仕方はビジネスに大きな影響を与える可能性はありそうだ。

 これ以外の一般ページに表示する「+1」ボタンは、Facebookの「いいね!」ボタンと似ている。こちらの実験はまだ開始されておらず、メールアドレスとウェブサイトを登録することで実験開始の通知を受けることができるようになっている。その場合、ページに「+1」を追加することは、多くのページ制作者にとってオーガニック検索ランキングを左右することになるため、非常に重要なツールになっていることが予想される。

Google Experimental Searchのオプトインページ




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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/3/31 12:12