米Looptが新種クーポンサービス、ユーザーが本当に欲しい店をリクエスト


 携帯向けSNSの米Looptは22日、新しいコンセプトのクーポンサイト「Loopt u-Deals」を発表した。

 u-Dealsはこれまでのクーポンサイトと異なり、自分が本当に欲しい店のクーポンをリクエストし、十分な数の希望者が集まってからLoopt営業部隊が店側と交渉、クーポンを実現するという手法をとる。

 そのメリットは、これまでのクーポンサイトのように、毎日必要も興味もないたくさんのクーポンのメールを削除したり、その中から好みのクーポンを選び出すための面倒な作業を避けられることだ。

 Looptは、同日からサンフランシスコのベイエリアにてサービスを開始した。利用にはLooptのAndroidアプリが必要となる。

このアプリには、近隣の店の一覧が表示される。その店の中でクーポンが欲しいと思う店と、値引率などの条件を選択する。その条件がLooptの審査を通過すれば、ユーザーはクーポン希望者を募る作業に入る。これには、TwitterやFacebook、メールなどを使うことが推奨されている。十分な数の希望者が集まった時に、Looptがその店舗と交渉を行い、店舗側が了承すればクーポンが実現し、ディスカウントが受けられることになる。

 なお、Looptはこのサービスとは別に、すでにGrouponとクーポンサービスで提携し、サービスを開始している。

 Looptは米国内に500万を超えるユーザーがおり、iOS/Androidアプリで携帯向けソーシャルサービスを提供している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/6/23 11:27