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震災前の記憶の風景を共有、グーグル「未来へのキオク」で投稿写真を公開

「みんなの力で、キオクを取り戻そう」テレビCMも


 グーグル株式会社は28日、東日本大震災の被災地に関連する写真・動画を共有するためのサイト「未来へのキオク」をリニューアルし、投稿された写真・動画を閲覧できるようにしたと発表した。震災前の街並みや風景、施設・名所、祭り・イベントといった思い出の写真のほか、震災後の状況を記録した写真などが投稿されている。現在公開されているのは、写真が6700枚以上、動画が200件以上。

未来へのキオク

 「未来へのキオク」は5月16日より投稿の募集を開始。引き続き、投稿を募集している。ユーザーが特定の場所やイベントなどの「テーマ」を設定して、それに合う写真・動画を募ることも可能。例えば、「陸前高田市の海や田んぼの風景」「気仙川川開き灯ろう流し 気仙町けんか七夕」など、現時点で150以上のテーマが投稿されている。

 グーグルでは「個人の思いや願いが込められた募集テーマに、インターネット上のたくさんの人が写真や動画の投稿で応えていくしくみ」と説明。震災で写真が流失してしまっても、ユーザー同士の協力で思い出を取り戻せるとし、募集に応えられる写真・動画を持っている人に向けて投稿を呼び掛けている。

 さらにグーグルでは、28日よりテレビCMを展開することを明らかにした。「みんなの力で、キオクを取り戻そう」というメッセージを込めており、より多くの人に「未来へのキオク」に参加してもらいたいとしている。

マップからの閲覧

 なお、現在のところ、同サイトで公開されている写真・動画は、サムネイルの一覧やテーマ別の一覧、Googleマップからの地域による絞り込みで探すかたちとなる。震災前・震災後の指定は可能だが、キーワード検索などはまだないようだ。

 グーグルでは、「まだ、十分な機能があるとはいえませんが、少しでも早く、集まった写真を公開したく、本日リニューアルしました」と説明。今後もアップデートを行いながら、投稿された写真の検索・閲覧方法を改善していくという。


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(永沢 茂)

2011/6/29 14:03