FTTH契約数が2000万件を突破、総務省の2010年度末調査
総務省は4日、2010年度第4四半期(2011年3月末)時点での電気通信サービスの契約数およびシェアに関するデータを公表した。
ブロードバンドサービスの契約数は、前期比1.1%増の3495.9万件。事業者別シェアは、NTT東西が51.6%、ソフトバンクBBグループが9.3%、イー・アクセスが5.7%、KDDIが5.0%。
回線別では、FTTH契約数が前期比2.3%の2023.6万件で、初めて2000万件を突破。内訳は、「戸建て+ビジネス向け」が1218.7万件、「集合住宅向け」が804.8万件。事業者別のシェアは前期からほぼ変化は無く、NTT東西が74.4%、電力系事業者が9.2%、KDDIが8.8%。
DSLサービスの契約数は前期比4.5%減の820.1万件で、2006年3月以降減少が続いている。事業者別のシェアは、ソフトバンクBBが38.4%、NTT東西が34.9%、イー・アクセスが23.8%。
IP電話の利用番号数は、前期比2.8%増の2566万件。内訳は、0AB~J番号が1790万件、050番号が776万件。0AB~J番号は前期比5.1%増と増加を続けており、逆に050番号は前期比2.1%減と減少が続いている。0AB~J番号のシェアは、NTT東西が66.7%(前期比0.6ポイント減)、KDDIが16.1%(前期比0.1ポイント増)。050番号のシェアは、ソフトバンクBBが40.8%(前期比0.9ポイント減)、NTTコミュニケーションズが37.9%(前期比0.8ポイント増)。
関連情報
(三柳 英樹)
2011/7/5 18:21
-ページの先頭へ-