家族の写真など大切なデータをセコムで預かる新ホームセキュリティシステム
セコム株式会社は11日、インターネットを活用した新型ホームセキュリティシステムを開発したと発表した。12月に販売開始する予定。
防犯・防火といった基本機能に加え、新機能として「データおあずかりサービス(仮称)」を提供する。健康保険証、運転免許証、服用している薬の情報、家族写真などを、万一自宅が被災した際に備え、セコムトラストシステムズ株式会社が運営するデータセンターに預けておくことができる。
東日本大震災で「大事な家族の写真が流された」「家族の電話番号が分からず、安否確認に時間がかかった」「自分がどのような薬を服用していたか分からない」など、困った人が多くいたことを考慮した。
ホームセキュリティシステム導入宅に設置する液晶パネル付きホームコントローラーの内蔵カメラで撮影するか、デジカメで撮影した画像データを記録したSDカードを同コントローラーに差し込むことで、データセンターに送信・保存される仕組み。
このほか、同じく同社のホームセキュリティシステムを導入している親せき宅同士で写真や情報を共有できる「データ共有機能(仮称)」「伝言板機能(仮称)」なども新たに開発した。
新型ホームセキュリティシステムの利用料金は、導入するセンサーの数や部屋の広さなどにより異なる。データおあずかりサービスはオプションとなり追加料金が発生するが、2GBまでは無料。
新型ホームセキュリティシステムの仕組み |
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(永沢 茂)
2011/7/12 18:27
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