息を吹きかけることでツイート可能、障害者向けiPadアプリ無償公開
テックファーム株式会社は、手指などに障害を持つ人がTwitterを利用できるiPadアプリ「息鳥(いきどり)」を開発した。13日よりApp Storeで無償公開する。iPadに接続したマイクに息を吹きかけることで文字の選択・入力が行える「ブレスコントロール機能」を搭載しているのが特徴。
息鳥の画面には、五十音のキーボードが表示されており、この上を規則的にカーソルが移動。入力したい文字にカーソルが来た時に、マイクに息を「ふっ」と吹きかけることで選択する仕組み。ツイートが入力できたら、同様に「つぶやく」ボタンの上にカーソルが来た時に息を吹きかければTwitterに投稿される。
画面にはタイムラインも表示されるが、Twitterの新規アカウント登録や新規フォロー登録などは息鳥アプリからは行えない。
なお、ブレスコントロール機能を使うには、市販のiPad用外部接続マイクが必要。iPad内蔵のマイクでは周囲の音も拾ってしまうため、操作が難しくなるとしている。
慶應義塾大学と産学共同で進めている「スマートフォンを活用した障害者支援ICT技術」による研究成果の一部を、テックファームが製品化した。
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(永沢 茂)
2011/7/13 14:03
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