Evernote連携アプリの開発コンテスト、日本部門の受賞作品を発表


 メモや写真などを保存できる個人向けクラウドサービス「Evernote」と連携するアプリケーションを世界中から募集するコンテスト「デベロッパー・コンペティション」を開催している米Evernoteは21日、日本在住の開発者を対象とした「Japan Prize」の受賞作品を発表した。

 Japan Prizeは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と共同で5月下旬から実施していた企画。世界に通用するアプリと開発者を支援することを目的に、日本発のEvernote連携アプリを募集していた。合計24件のエントリーがあり、この中から優秀作品が発表された。

 「最も優れた連携アプリ」部門では、Evernote内のノートを検索して開くMac用アプリ「EvernoteFinder for Mac」が選ばれた。同アプリは、ノートブックやタグの絞り込みによる検索も可能。検索結果は付せんのようにデスクトップに表示される。Mac App Storeで8.99ドルで販売されている。

 また、「Evernoteの新しい可能性を提示した連携アプリ」部門は、Evernoteのノートへの記録から、ユーザーの関心を可視化するアプリ「Region of Interest」が受賞。聴衆がEvernoteに記録した単語数を数値化することで、聴衆の関心度を理解できるという。アプリは一般公開はされていない。

 受賞アプリの開発者には、8月18日に米国で開催される「Evernoteトランク・カンファレンス(ETC)」への招待、ETCでのアプリプレゼンテーション、シリコンバレーでの起業家へのプレゼンテーションの機会のほか、副賞として50万円が贈呈される。


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(増田 覚)

2011/7/22 11:53