グーグル、入札方式で広告を売買する「アドエクスチェンジ」を日本でも開始


 グーグル株式会社は28日、入札方式でディスプレイ広告枠を売買できるプラットフォーム「DoubleClick Ad Exchange(アドエクスチェンジ)」の提供を開始した。米国では2009年9月に開始していたが、日本でも利用可能となった。

 ニュースサイトやポータルサイト、ECサイトなどの「セラー(オンライン媒体社)」が販売するディスプレイ広告枠を、広告代理店や広告ネットワークなどの「バイヤー」が入札方式で購入するプラットフォーム。

 セラー向けには「リアルタイム収益最適化」システムが提供され、インプレッションごとに最も収益性の高い販売チャネルの広告を割り当てる。

 Googleの調査によると、媒体サイトは広告枠をアドネットワークに直接販売した際の広告価格と比較して、アドエクスチェンジ経由で販売すると平均で30%高くなる実績があるという。

 なお、Google AdWordsの広告主は、既存のAdWordsのインターフェースを使用してアドエクスチェンジ内のサイトに広告を出稿することも可能となっている。広告主への請求はグーグルが担当する。


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(増田 覚)

2011/7/28 16:56