駅によくある名所などの地図ボードをAndroid化、グーグルが仙台駅で実験


Googleプレイスを活用した道案内システムのデジタルサイネージ(Google Developer Relations Japan Blogより画像転載)

 各地の駅でよく見かける大きな地図ボード。名所やお店などのリストがあり、その中から気になるところのボタンを押すと、該当個所のランプが光って場所がわかるというやつだ。これをAndroidとNFC(Near Field Communication)の技術を連携させて便利にするための実験システムをグーグル株式会社が開発。8月5日から7日まで、宮城県仙台市の七夕祭りに合わせ、仙台駅に展示した。

 グーグルでは、「東日本ビジネス支援サイト」の仙台ページにおいて、「仙台営業中! でかけよう。Googleプレイス」というキャンペーンを展開。同ページでは、お勧めの店舗や場所を「Google プレイス」を使って紹介している。

 今回、このGoogleプレイスの情報を活用し、道案内システムのデジタルサイネージとして開発した。仙台駅ペデストリアンデッキに設けた展示ブースでは、Googleマップでおなじみの大きなピンとともに「ピンに聞いてみよう!」と掲示。操作卓のマイクに向かって店舗の名前や「ずんだ餅」など仙台の名物などのキーワードを話すと、Googleプレイスから検索した情報をディスプレイに表示し、駅からの経路を確認できるようにした。

 操作卓にはNFC(FeliCa)ポートもあり、対応したモバイル端末でタッチすることで、ユーザーの端末にプレイスページを転送、その情報を持って目的地まで行けるようにしている。グーグルの公式ブログでは、操作の様子の動画や、Androidタブレットなどを内蔵した操作卓の内部の写真を掲載している。


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(永沢 茂)

2011/8/8 12:47