Google、“場所”に関する検索「プレイス検索」提供開始


 グーグル株式会社は29日、「プレイス検索」機能の提供を開始した。店舗や観光地をはじめ、各種施設など、世界中のさまざまな“場所”に関するローカル情報を、検索結果ページで整理して表示する。

 例えば、通常のウェブ検索において「六本木 イタリアン」で検索すると、検索結果ページにおいて、六本木のイタリア料理店に関するページがまとまってリストアップされる。各検索結果のスニペットには、住所や電話番号、店舗の写真のほか、Google マップの赤いピンも表示され、右側に表示される地図で位置を確認できる。また、ピンをクリックすれば、それぞれの場所に関する情報をまとめた「Google プレイス」のプレイスページにジャンプできる。

「プレイス検索」の検索結果例(Google Japan Blogより画像転載)

 グーグルによれば、プレイス検索の結果は、店舗などのローカル情報を探しているかどうかをキーワードから自動的に識別して表示しているという。ただし、通常はローカル検索とはみなされないキーワードでも、検索結果ページ左側のナビゲーションパネルに追加された「プレイス」リンクをクリックすることで、プレイス検索の結果に絞り込むことができる。

 グーグルではプレイス検索により、場所に関する情報に簡単にたどり付けるようになると説明。同社が事前に行ったテストでは、ローカル情報を検索する時間が1人平均2秒短縮されることがわかったという。「プレイス検索」は、数日中に世界40カ国で提供される。


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(永沢 茂)

2010/10/29 19:54