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Facebook、プライバシー設定画面を大幅見直し〜数日中に全ユーザーに公開


 米Facebookは23日、プライバシー設定をより簡単に行えるようにするために、一部ポリシーの変更と、プライバシー設定画面の大幅見直しを実施する。

 この変更は、数日以内に全ユーザーに対して行われる予定。その際、ユーザーがログインすると、新機能を説明するツアー画面が表示されることになっている。

 これまでユーザーが投稿した情報を誰に公開するかは、すべて設定画面で決める必要があった。これに対して新ユーザーインターフェイスでは、ステータスアップデートや写真などを投稿する画面のすぐ右側に、プライバシー設定項目がドロップダウンメニューで表示される。そこから「友人」「友人の友人」などを選んで、投稿するたびに設定を確認・変更できる。また、投稿してしまったアップデートを、後で取り消すことも可能になった。

プライバシー設定項目のドロップダウンメニュー(Facebook公式ブログより画像転載)

 タグ付けに関して生じていた問題を解決するための変更も加えられた。これまでは、投稿されている写真に誰がタグ付けしても、それがすぐに自分のウォールに反映されてしまうため、自分が望まない写真が周囲に見られてしまう問題があった。今回この問題が改善され、誰がタグ付けをしたとしても、ユーザー自身が許可しない限り、プロフィール画面やウォールに表示されないようになった。

 また、タグ付けされたことを好ましく思わない場合には、タグ付けした相手にメッセージを送ったり、写真自体の取り下げ要求を送ることも可能になった。自分が投稿した写真にタグ付けされた場合には、タグ自体をブロックするなどの措置も可能だ。

 さらに新機能として、ユーザーの位置情報をすべての投稿に対してタグ付けできるようになった。位置情報機能はこれまでFacebookモバイルでは提供されていたが、デスクトップバージョンでも新たに利用できるようになった。

 これ以外にも用語の変更などでユーザーが混乱しないように、わかりやすく変更したとしている。

 Facebookではプライバシーが最も大きな問題となってきた経緯がある。2010年5月にユーザーからの大きな批判を受けてプライバシー設定画面を大きく変更したが、ユーザー数が増える中で、問題はますます大きくなっていた。そのため、ユーザーが誤って意図せずに写真をアップロードしてしまったり、大学生が過去にアップロードしていた写真のために企業への就職が取り消されるなど、プライバシー設定の難しさから社会問題が生じていたとされる。Facebookとしても、新規ユーザー獲得に影響が出ることが懸念されただけでなく、既存のユーザーが利用方法を見直す動きも出ていた。

 そうした中で、後発となるGoogleのソーシャルネットワーキングサービス「Google+」では、こうした問題の多くが解決されているように見えるため、Facebookにとっても、この問題を解決することが悲願となっている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/8/24 12:37