猪木がニコ動に参戦、8月27日開催「INOKI GENOME」を無料生放送


 株式会社ニワンゴが運営する「ニコニコ動画(原宿)」は、8月27日に両国国技館で行われる東日本大震災復興イベント「INOKI GENOME」の模様を「ニコニコ生放送」で全編無料配信する。25日には主催者のアントニオ猪木がニワンゴ本社(東京・原宿)で会見し、「元気があればニコニコできる」などとニコニコ動画初参戦の意気込みを語った。

 メーンイベントでは、IGFチャンピオンのジェロム・レ・バンナに藤田和之が挑戦。そのほか、蝶野正洋vs長島☆自演乙☆雄一郎、藤波辰爾vsミル・マスカラスなど全12試合が予定されている。ニコニコ生放送の視聴者の応援コメントを会場のモニターに表示する演出もあるという。放送は16時から。視聴にはニコニコ動画の会員登録(無料)が必要。

 ニワンゴはこのほか、ニコニコ動画内の公式動画配信サイト「ニコニコチャンネル」において、アントニオ猪木の公式チャンネルを9月に開設する。同チャンネルでは、生放送を中心とした秘蔵映像満載のコンテンツを展開するという

 ニコニコ生放送でも配信された会見では、アンケート機能「ニコ割アンケート」を使って公式チャンネルの名称を視聴者から募集。「アゴアゴ動画」といった候補が寄せられるのを猪木が見守る中、会見に同席したジェロム・レ・バンナが考案した「1・2・3 ON(ダー)」に決まった。

ニコ割アンケートを使って猪木の公式チャンネル名称を決めた「1・2・3 ON(ダー)」とポーズを取る猪木とジェロム・レ・バンナ。「ON」はパソコンのスイッチを入れるという意味があるという

 ニコニコ動画について猪木は「人前で恥をかかない程度に(知っている)。ニコニコしてればいいって」と得意のダジャレを披露。また、大量に投稿されるコメントを見て「この時間に何やってるんだろうね」とつぶやくと、視聴者が「サーセン」と反応したり、「バカヤロー」という猪木の突然の叫びに「www」というコメントがあふれる一幕もあった。

 全試合をニコニコ生放送で無料配信することについては、「うちの売り上げがなくなるよね、ダハハハ!」と笑い飛ばし、自らのプライベートを配信するという公式チャンネルについては「聞いてない。俺だって内緒にしたいことあるのに。ムフフフ」と不敵な笑み。最後は「元気があればニコニコできる」と話し、恒例の「1・2・3ダー」で会見を締めくくった。

会見の司会を務めた古坂大魔王が闘魂注入される一幕も

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(増田 覚)

2011/8/25 16:24