マカフィー、Androidアプリ「カレログ」を不審なプログラムとして検出対象に


 マカフィーは1日、Androidアプリ「カレログ」についてPUP(不審なプログラム)として検出に対応したことを発表した。「カレログ」の開発元では、新たに開発したバージョンについて再調査を依頼し、サービスの健全化に努めるとしている。

 「カレログ」は、インストールしたAndroid端末の位置情報や電池残量、通話記録、アプリ一覧などが取得できる「彼氏追跡アプリ」として公開されたアプリ。

 マカフィーでは、「カレログ」のアプリについて、「正規のソフトウェアだが、ユーザーが知らぬ間に、明確な合意を得ないまま、個人情報を第三者に転送できる機能が組み込まれているため、PUP(Potentially Unwanted Program:不審プログラム)として検出対象とした」と説明。アプリを「Android/Logkare.A」として検出する対応を行った。

 「カレログ」の開発元では、旧バージョンの問題点を再検証するとともに、「明確な合意を得られる」よう、新たに開発したバージョン(1.1.0)について再調査を依頼し、サービスの健全化に努めると説明。「通話履歴送信」のサービスは停止するとともに、新バージョンでは利用するAndroid端末のメールアドレス登録を必須とし、利用者に送られるメールが端末保持者にも同時に送られるようにするなどの変更を行うとしている。


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(三柳 英樹)

2011/9/6 15:55