ソニー、新CISOに米国防省などのセキュリティ担当歴任者


 ソニー株式会社は6日、米国国土安全保障省やMicrosoft、国防総省、司法省で情報セキュリティ関連ポストを歴任したフィリップ・ライティンガー氏が、同社の業務執行役員SVPチーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー(CISO)に就任したことを明らかにした。

 ライティンガー氏は今後、情報セキュリティの責任者として、情報資産やサービスを保護するためのグローバル情報セキュリティを担当する。本社の関係部門と緊密に連携すると同時に、情報セキュリティの業界関係者とも協調し、ソニーグループにおける情報セキュリティ、個人情報保護、インターネットの安全性の向上を推進するという。

 ソニーは4月、プレイステーションユーザー向けネットワークサービス「PlayStation Network(PSN)」と、クラウド型コンテンツサービス「Qriocity」への不正アクセスで大量の個人情報が流出。これを受けソニーは、セキュリティ強化や事故再発防止のための対策を進めていた。


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(増田 覚)

2011/9/6 18:55