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福岡・天神地下街の全域をWi-Fi化、九州大学の独自技術でコスト低減


 福岡・天神地下街のWi-Fi化プロジェクトについて、国立大学法人九州大学とPicoCELA株式会社は6日、独自の無線中継技術により設置コストを低減することに成功したと発表した。

 このプロジェクトは、総延長が1.2kmに及ぶ地下商店街全域でWi-Fiサービスを提供するというもの。9月1日から「てんちかWi-Fi(Wi-Fi FREE STREETてんちか)」として無料サービスの提供が開始されている。スマートフォンの普及で急激に増大しているモバイル通信トラフィックをWi-Fiで吸収し、既存の携帯電話網の品質向上にも貢献するという。

 九州大学とPicoCELAによると、広い空間をWi-Fi化するには従来、アクセスポイントの中継網として多数のLANケーブル配線が必要だった。これに対して今回のプロジェクトでは、無線中継網機能を備えたPicoCELAのWi-Fiアクセスポイント「PCWL-0100」を採用。LANケーブル敷設にかかるコストを7分の1以下にまで低減したという。複数台のPCWL-0100を連携させることによって、従来はスポット的だったWi-Fiエリアを容易に広域化できるとしている。

 天神地下街は、福岡市中央区天神にある地下商店街で、150を超えるテナントを収容。1日の歩行者は約40万人とされている。


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(永沢 茂)

2011/9/7 06:00